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2019年7月:ベルギーからのイギリス再訪(その11:スノードン湖岸鉄道)

ウェールズ地方、カーナーヴォンまでやってきた。

カーナーヴォンからは、スノードン国立公園の方へ観光に出かけた。拠点となるスランベリス(Llanberis)までバスに乗っての移動となる。

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スランベリスに着いたのは14時すぎ。大体30分ぐらいの乗車だった。

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バス停を降り立つと、周りには自然あふれる景色が広がっていた。

さて、スランベリスには湖岸鉄道、登山鉄道の2つの観光鉄道がある。湖岸鉄道はスリン・パダーン湖(Llyn Padarn)の周りをのんびり走る鉄道、登山鉄道はウェールズ最高峰のスノードン山を登る鉄道である。我々は登山鉄道を目当てにここに来たのだった。

特に予約をしていなかったので、まずは登山鉄道のチケットを買いに行った。そしたらしばらく満席が続くようで、次の空席は17時発とのことだった。3時間後まで空いてないのかと落胆しかけたが、この日は次の17時30分が最終だったため、むしろギリギリ空席にありつけたと解釈する方が正しいように思う。しかも、この間にちょうど湖岸鉄道に乗れることが判明し、それに乗ろうと思うと登山鉄道が17時以降の出発である必要があったため、結果オーライであった。

湖岸鉄道の出発時間までも1時間ほどあったため、付近を散策することにした。

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とにかく自然あふれる場所。このような山々に囲まれている。 

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こちらがスリン・パダーン湖。夏といっても暑くはないので、このような景色のなかを歩くのは気持ちがいいものだ。

しばらく散策したら湖岸鉄道の乗り場に向かった。

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こちらがスランベリス駅です。ここから反対側の終点まで行き、戻ってくる往復チケットを購入した。全部で確か1時間ほどの乗車となる。鉄道に詳しい方ならすぐにわかると思うが、この駅が複線になっているのは機関車の付け替えのため。ポイントが可愛らしいのだが、まさか手動?

しばらくすると機関車が客車を連れて入線してきた。それに合わせて、どこかからか多くの乗客がホームにやってきた。最初はあまり人がいなかったので空いているのかと思ったが、いい季節なのでやはり観光客は多い。

出発時には写真を撮れなかったのだが、途中で撮った写真を使って簡単に列車の紹介をしておく。

f:id:SSG772:20200517183801j:plain湖岸鉄道を引っ張る蒸気機関車。人の大きさから想像できると思うが、当初思い描いていたものよりずいぶんと小ぶり。終点に着いてスランベリスに折り返す時に撮ったので、写真の奥側が進行方向となっており、機関車の向きが(いわゆる一般のイメージの)逆向きになっている。スランベリスを出発するときは、もちろん黒い煙突を先頭にして客車を牽引していた。

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こちらは客車部分。自由席だった。

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客車の中は木のベンチが並ぶ。

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ドアと、六人ぐらいが座れるボックスシートがセットになっています。家族連れにはちょうどいい構造。

列車は出発すると、かなりのんびりしたスピードで走っていった。

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車窓に関しては、だいたい進行方向左側(往路の場合)にパダーン湖を眺めることになる。

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 こちらがPenllyn駅。終点と書いてあるとおり、こちらで折り返す。

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終着駅なので、始発駅と同様に複線となっており・・・

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しばらくすると機関車だけ反対側に回りこんでいった。転車台などないため、機関車の連結する向きが往復で変わる。 

Pellynからはスランベリスに戻るだけなのだが、少しだけ変わったところがあった。

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途中駅で5分から10分ぐらい停車した。子供はどこの国でも活発なのは変わりないようで、案内があった途端に勢いよく客車を出て行って、近くの遊具で時間ギリギリまで遊んでいた。私はこの間に、先ほどの色々な写真を撮っていた。

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スランベリスに戻る途中には、スレートの採石場を見ることもできる。もともとは、スレートの運搬用に作られた鉄道である。

スランベリスに到着し、湖岸鉄道の旅は終了。蒸気機関車の旅を味わえるという点では乗車してみても良いのかもしれないが、景色なども想像の域を出ないため、限られた時間でこちらを訪れる際は登山鉄道の方を優先することをお勧めしたい。

その登山鉄道の模様は次回へ。

(つづく)

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