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2019年7月:ベルギーからのイギリス再訪(その12:スノードン登山鉄道)

スランベリスでの観光第2弾。前回の湖岸鉄道編はこちら↓

湖岸鉄道を乗り終えたら、17時発を予約していたスランベリス登山鉄道へ乗車する。

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スランベリスの麓、ビジターセンター。こちらではグッズなどが販売されていた。 

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こちらの裏手に駅舎があった。この建物の前はベンチなどが多数置かれており、多くの観光客で賑わっていた。スランベリスは車以外の交通の便も決して良くはなく、また人もあまり多い印象がなかったので、ここに来るまであまり賑わっている様子が想像できなかったので意外だった。多くの人は観光バスなり自家用車なりで来ているようだった。

これから登山鉄道に乗るわけだが、17時から山に登るなんて日本だと有りえないような時間感覚。しかしヨーロッパの夏は日が長く、現に上の写真は山から戻って来た19時半ごろに撮ったものなのだが、まだまだ明るい。日が長いと観光に多くの時間を使えて有意義である。

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改札が始まったので、ホームに出てみた。

2本のレールの真ん中にもう1本のレールがあるのが見える。こちらはラックであり、車両側についている歯車とがっちりかみ合うことによって、急勾配を登れるようにする仕組み。いわゆるアプト式と呼ばれるもの。

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向かい側に、山から戻って来た列車がやってきた。

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こちらが動力となるディーゼル車です。ちなみに列車によって機関車とディーゼル車の2種類が割り当てられているようですが、機関車の方が少なくて人気もあるそうなので、そちらを希望する場合は時刻を確認のうえ予約などした方が良さそうだ。

客車は前から8列ほどコンパートメントがあり、コンパートメント単位での指定がなされていました。指定されたのはHだったので最後列、ということで後部展望が楽しめるかと思ったが、ディーゼルカーが後ろから押す方式だったため、それは叶わなかった。

もう一組と相席だったが、向こうの提案で、往路と復路で左右を交代してもらえた。

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列車は出発するとこのようなのどかな所をゆっくりと登って行く。このような風景が続くと思いきや、数十分ぐらいしていきなり視界が広がった。

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山の稜線を登るような場面が多くなり、結構な標高のところを登っていると実感できる。第一印象は「こりゃすごいところを走っている」。

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このようなパノラマの中を列車は進んでいく。景色に関しては、概して進行方向右側の方が良かったように思う。ちなみに線路に沿って登山道も整備されており、所々でハイキングを楽しんでいる人を眺めることもできる。確かにハイキングにはいいコースである。

1時間ほどして、終点に到着した。

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到着した列車。向かい側には我々の一本前の列車が出発を待っていた。

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やってきた方向を撮ってみる。少し霧が出ているのと下り勾配のため、線路の続きはすぐ見えなくなる。

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しばらくして、一本前の列車が下って行った。

さて、この頂上駅では30分ほど滞在時間がある。

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ウェールズ最高地点の駅名標。こちらはビジターセンターとして整備されている。

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スノードンの山頂への案内がある。標高1085mなので、結構な高さ。とりあえず駅を出て山頂を目指すことにした。

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1、2分の登山はあるが、すぐに山頂に行くことができた。山頂付近を見渡してみると、結構ハイキングして来た人が多いように感じた。周辺は霧がかってしまっている。

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山頂からの眺め。最初はこのような写真になることも多かったが、

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次第に晴れてきて、綺麗な風景を目にすることができた。ウェールズで一番高い山だけに、多くの山々が作る起伏が眼下に広がっている。ここらへんは岩肌の見える山が多いようだ。

時間経過とともにだんだんと曇りがかってきてしまい、冷えてもきたので、最後の方はビジターセンターにて過ごし、下山の列車に乗り込んだ。

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下山の方向。すごいところに線路が敷かれている。

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山の斜面に線路が敷かれている様子をもう一枚撮ってみた。

帰り道については、行きと景色が同じであるのに加えてだんだんと標高も下がってしまうため、寝てしまった。寝られる時に寝ておけば良いので問題はない。

以上、スノードン登山鉄道でした。景色がお天気に左右されてしまうのが難点だが、頂上まで絶景のパノラマを見ながら鉄道で登れるので、ウェールズ訪問の際にはオススメである。天気が良かったらハイキングも楽しみたいところ。標高1000m地点なので、訪れる際にはくれぐれも防寒対策を。

スランベリスに戻った時には19時30分、すでにバスはなくなってしまったので、ここからタクシーでカーナーヴォンまで戻った。カーナーヴォンの滞在については次回へ。

(つづく)

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