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2022年夏:長崎県を巡る旅(佐世保線をゆく)

佐世保での観光を終え、あとは東京に帰るのみである。こちらの続き↓

帰りの飛行機は、長崎空港を19時5分に出発する羽田行き。佐世保駅からは大村線で大村駅に向かい、そこからバスかタクシーで向かう予定にしている。佐世保駅を16時8分に出るシーサイドライナーに乗れば、大村駅には17時20分頃に到着。そこから長崎空港まではバス(夕方は1時間に2本)で15分程度なので、18時前には空港に着くという、いい塩梅のスケジューリングである。

佐世保駅の改札で友人と別れ、改札から入場。

帰りの大村線直通の長崎行きも当然の如くYC1系。

側面の快速表示は青色。

佐世保に来るときの列車ではだんだんと混雑が増してきたが、その人たちが帰るのか、夕方の列車は佐世保発車時点で立ち客が多く出るほどの盛況。なんとか空きスペースを見つけてスペースを確保した。

さて、この列車に乗り込んだ頃に携帯に一通の通知が来た。軽い気持ちで見てみると、「これから乗る便が2時間遅れの21時5分発になるよ」という内容。ということは、真っ直ぐ空港に向かってしまうと時間を持て余してしまうことになる。最初は「乗る前に知ってれば佐世保で時間を潰せたのに」と思ったが、ここでふと閃いたことがあったため、3駅先の早岐駅までの間で色々と列車の時刻などを確認し、行程を変更することにした。

早岐駅で急いで切符を買い、入場し直して向かった先は佐世保線の停車している5番線。

817系の肥前山口行き。早岐駅から、長崎本線との合流駅である肥前山口駅までを結ぶ。

早岐駅の発車時点で、車内には人がほとんど乗車していなかった。

佐世保線、正確には肥前山口駅〜早岐駅〜佐世保駅の区間であるが、特急(とごく一部の普通列車)を除いて早岐駅で系統分離されている。早岐駅〜佐世保駅の普通列車は大村線の方と一体となっており、肥前山口駅からの列車は早岐駅で折り返していく。県境を越える利用よりも、県内の利用の方が多いのは自然だろう。

早岐駅〜肥前山口駅については以前特急で通過した際、783系の最前列から前面展望をしたのが記憶に新しいが、今回もせっかくなので前面展望することにした。

特急では早岐駅ー有田駅ー武雄温泉駅ー肥前山口駅と停車して40分ちょっとで駆け抜けるところ、普通列車では途中9駅に停車しながら1時間程度かけて走る。時間帯によってはこの差がもっと短いこともあり、これぐらいならば普通列車でも遜色ない。

早岐駅の次の駅、三河内駅を出ると佐賀県に突入。しばらくすると、左手から松浦鉄道の線路が近づいてきて、有田駅まで並走した。松浦鉄道は非電化なので、佐世保線の方にだけ架線が設置されている。

有田駅に到着。どうやら、松浦鉄道とJRの上り線(肥前山口方面)で島式ホームを共用しているようだ。ホーム上に松浦鉄道の券売機が設置されているようで、相互乗り換えの便宜が図られている。

ここで特急と交換。ハウステンボス塗装の783系だが、ハウステンボスに行くのかはわからない。

有田駅を出てからも、時折このような景色が見られてなんとなく楽しくなる。

武雄温泉駅が近づくと、右側から新幹線の高架が近づいてきた。

武雄温泉駅に入線。右側の一回り大きい駅が新幹線駅となる。そして、左から3本目の線路にリレー特急が入り、新幹線との接続を担う構造。

新幹線の駅舎。新幹線N700Sの姿を一目見ておこうと思ったが、ここにもいなかった。

手前が在来線用のホーム(新幹線と接続しない特急や普通列車が発着)、その向こうの新しいホームが特急と新幹線の乗り継ぎ用である。新幹線側にはホームドアが設置されているのが見える。

武雄温泉駅から肥前山口駅の間は単線区間が混じっているが、新幹線開業時にリレー特急が走り、通過本数が増えるため、一部で複線化工事が行われている。具体的な工事区間はわからないが、所々に新しい線路が見え、ここら辺が線増されたのだろうと思う。

大町駅。こちらで佐世保方面へ行く特急の通過待ち。

肥前山口駅が近づくと、右手から長崎本線が合流してきた。

肥前山口駅に到着。この駅名標は現在使用されておらず、新幹線開業時に江北駅に改名されている。オーソドックスな駅名に回帰するような改名は、今どき珍しいように感じる。

肥前山口駅では415系1500番台が停泊していた。同じ415系でも鋼鉄車は引退しており、現在残るはステンレス車のみとなっている。

さて、肥前山口駅に来たのは、江北駅に改名する前の様子を見るため・・・ではなく、特急が走らなくなる長崎本線(肥前鹿島〜諫早)の乗り納めをするためである。予定にはなかったが、飛行機が2時間遅延することで可能となった。しかも、ギリギリ日没前に乗り通せそうである。

(続く)

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