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2022年夏:長崎県を巡る旅(特急かもめの乗り納め)

肥前山口駅(現在の江北駅)に到着した。

ここから諫早駅まで特急かもめに乗車する。この区間は有明海沿いを走ることで景色がよいのだが、新幹線の開業によって特急の運行が(ほぼ)なくなり、非電化の鈍行が走る路線になってしまう。そのため、この区間を再び乗車できるチャンスが訪れたのはラッキーだった。

肥前山口駅では10分程度の接続。

今回は乗車する特急かもめが787系と885系のどちらなのか敢えて調べず、来るまでのお楽しみにしていた。案内放送で6両だと直前にネタバレされつつ、やってきたのは885系。特急かもめにはこれまで数回だけ乗車したが、ついに885系にしか乗車しなかった。

肥前山口〜諫早の利用だと指定を取るまでもないと思い、また席の選択の自由度が高い方が良いと思い、自由席にしていた。

最後だから有明海側の窓側を確保できなければデッキに立つつもりでいたが、車内は思ったよりも空いており、余裕で良い席を確保できた。

この車両はシートが革張りからモケットに変更されていた。乗り心地は向上しているのだが、柄が座席ごと異なっており、統一感がないのであまり好みではない。車両面ではソニックと区別していないと思うのだが、シートには「KAMOME」のバンドが巻かれていた。

肥前鹿島駅で数人が下車し、また上りの特急との交換を済ませて諫早駅に向けて出発。ここから先は左手に有明海を見ながらの走行となる。

流れゆく景色をただただ眺めていた。

諫早駅に到着。あっという間の50分であった。

「かもめ」の愛称は新幹線として残るものの、特急かもめとしての乗車はこれが最後。2005年に長崎に行く際に初めて乗車したのが初めてだったが、景色を見ても2時間通して楽しくて、そして初めて目にした885系の衝撃も相まって、今でも当時のことを鮮明に覚えている。お気に入りだったので、寂しい気持ちは否めない。

さて、諫早駅からは長崎空港経由で帰郷する。今回、本来は長崎空港までのところを書く予定だったが、特急かもめの惜別会ということで、一旦ここで切って続きは次回へ。

(続く)

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