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2023年4月:石北本線リベンジを果たした後の乗り鉄(その5:室蘭本線の閑散区間に乗車)

北見→旭川→岩見沢と繋いできた。前回はこちら↓

岩見沢駅で下車したのは、室蘭本線に乗り換えるためである。先ほどの特急からの接続時間が5分とかなり良好であったので、この機会に乗車することにした。

室蘭本線は、長万部〜東室蘭〜苫小牧〜岩見沢をつなぐ主要路線。長万部〜苫小牧(正確には沼ノ端)は函館〜札幌の特急も走るので幹線のイメージが強い。だが、その特急は(苫小牧の隣の)沼ノ端駅から千歳線に入って札幌に抜けてしまうため、その先の岩見沢方面は閑散路線となってしまっている。この区間を走る室蘭本線は1日7〜8本しかなく、存廃問題も浮上しているほどである。数少ない列車に予定を合わせるのも大変なので、今回バッチリと旅程にハマったのは良かった。

(岩見沢方面を閑散区間と言っているが、長万部付近も特急こそ何本も走っているが普通列車は4本しかなく、なかなかなものである)

乗車するのは15時05分発の苫小牧行き。ライラックから6分の接続。

乗車するのはキハ40形のラッピング車両。「道央 花の恵み」との愛称で、朝に北見駅で見かけたものとは別のバージョン。

記念にサボも撮影。黄ばみ具合がラッピングと絶妙にマッチしている。

車内は意外と混んでいたので、ロングシートの端っこの方に座った。

途中でガラッと空いたので、中盤から後半はボックスシートに移動して過ごした。車内も木目調を使ったデザインに一新されたようだ。

さて、車窓は田園風景が続くのだが、3駅目の栗丘駅を出たあたりから、隣に線路が並走しているのを見つけた。

この写真だと分かりにくいかもしれないが、少し離れた雑草の中に線路が埋もれている。

おや?と思って調べてみるとここらへん、昔は複線だったようだ。実際には栗丘駅〜栗山駅〜由仁駅の3駅間が複線だったところ、栗丘駅〜栗山駅間のトンネルが崩落し、ここだけ単線になったというのが経緯。一日7本しか通らない閑散区間ながら、複線として建設されたのは、おそらく石炭輸送の時代の名残。

4駅目の栗山駅に到着。ここでキハ150形の回送列車と交換。この駅でまとまった下車があった。

栗山駅付近は住宅地が広がっていた。かつて夕張鉄道が通っており、交通の結節点としてそれなりの町となったようだ。多くの乗客が降りて行ったのも頷ける。なお、今も栗山駅から夕張方面にバスで抜けることが可能となっている。

次の由仁駅までの区間も複線が続く。

由仁駅。独特の形状の駅舎が印象的である。

追分駅が近づくと、左手から線路が近づいてきた。石勝線である。

追分駅に停車。室蘭本線と石勝線の二路線が乗り入れる、交通の結節点。石勝線を通る札幌〜帯広・釧路の特急はほぼ全て止まるものの、それ以外の普通列車は両路線とも少なすぎるため、乗り換え駅として利用するにはハードルが高い駅。

ウトナイ湖の辺りで千歳線と合流し、そのまま沼ノ端駅へ向かう。ここら辺は千歳線の上下線が離れたところを走っているため、室蘭本線の複線と、電化されている千歳線の下り線の3本が並走する形になっている。

そして終点の苫小牧駅に到着。岩見沢駅から約1時間30分ほど。

駅名標も忘れずに撮影。

南口。ここだけ切り取ると随分と寂れた駅に見えてしまうが、港もあって栄えている方の出口だと思われる。

今回は特にどこにも寄らず、一通り駅周辺を観察した後、再び改札より入場。次の列車を待つことにした。そういえば相変わらず昼食をとっていない。

室蘭行きの特急すずらん、789系1000番台。これに乗ったわけではなく、待っている間に来たからただ撮影しただけ。そういえば「地球の丸く見える丘」に行きたくて「すずらん」に乗ってうまく日帰りできないかと考えた時期があったが、まだ実行していなかった。

さて、ここからまだまだ乗り鉄は続きます(次回へ)

〜ここまでの行程〜

  • HND 7:10 → MMB 8:50  JL565
  • 女満別空港 8:55 → 北見駅 9:37  北見バス(時刻は推定)
  • 北見駅 10:27 → 旭川駅 13:49   特別快速きたみ
  • 旭川駅 14:00 → 岩見沢駅 14:49  ライラック26号
  • 岩見沢駅 15:05 → 苫小牧駅 16:32
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