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2021年11月:紅葉の残る北東北へ(その1:NH401便 HND→AXT)

2021年11月の上旬のお話。どこか乗ったことのない鉄道に乗るために、日帰り旅行を企てていた。ブログに書いたものも書いてないものも含め、しばらく西の方ばかり行っていたので、東北のローカル線の方に照準を当てた。

東北の未乗路線の中でも乗りたいと思っていたのが花輪線、秋田内陸縦貫鉄道、そして北上線。未乗にこだわらなければ、陸羽西線や大湊線は前回乗った時とても印象深かったので、その再訪も選択肢にはあった。これらの路線は本数の少ない所謂ローカル線であり、①日帰り、②明るいうちにローカル線を2路線乗る、③東北地方までの往復は飛行機、という条件をつけると旅程を組むのに非常に難儀した。時刻表と長い間睨めっこしたのだが、北上線や奥羽本線(大曲〜新庄)らへんを絡むルートは無理との結論になり、秋田内陸縦貫鉄道と花輪線に乗るという、秋田の山間部を縫うようなコースとなった。

というわけで、今回もまた羽田空港からの出発。

第二ターミナルの出発ロビーも1年半ぶり。休日の7時ごろなのだが、まだ閑散としていた。

では早速こちらから中へ。

空港に着いたのは出発の40分前で、保安検査をすんなり通過できて少し余裕があったため、ラウンジでコーヒーを一杯いただいた。このラウンジ(北側/保安検査A・B側)は南側に比べると少し小さめ。南側にはANAラウンジの他にスイートラウンジが上の階にあり、あちらがメインなのだろう。ただ、北側のラウンジの方が雰囲気が落ち着いていて好きである。

今回の搭乗口は508番、つまりバスラウンジ。遠くのゲートまで延々と歩くことが無いのは幸い。

保安検査場Aからすぐのこちらのエスカレーターを降りるとすぐ搭乗口がある。なお、46-48番ゲートはサテライトターミナルとなっており、サテライトまでは別の場所から出るバスで向かうことになる。間違えないよう案内が添えてある。

今回搭乗するのは秋田行き。東北に行くことすら滅多にない私のこと、飛行機で東北に行くのは初めてである。搭乗口を通過し、バスに乗り込んだ。

バスの中からはC滑走路からB767が離陸するところが見えた。

バスに乗る前は「どこに連れて行かれるのかな」とワクワクしていたのだが、なんてことはない、展望デッキからよく見えるこの場所だった(別日に撮影)。

今回搭乗するのはA320neo。短距離国際線用に導入された機材であるが、最近は国際線での稼働が減っているので国内線でも普通に乗れるようだ。

タラップを登って着席したのは、前から2列目のプレミアムクラス。A320neoは全席モニター完備のはずでは?と思ったが、肘掛けに収納されているパターン。エアバスなので機外カメラの映像を楽しむことができると思うのだが、離陸着陸の際に使えなかったらあまり用はない。

思えば、羽田空港でバス出発は初めて。

11月に入ったので、機内安全ビデオが新しいバージョンに変更されていた。所用からANAに乗り始めた2018年12月にちょうど歌舞伎の安全ビデオが始まったことはよく覚えているが、そのビデオも早くも3年で終了してしまった。

離陸すると、東京湾を望みながら右旋回、左旋回と都心を避けるようなルートをとり、北に向かった。ここらへんは北海道路線と同じ。

離陸後、朝食が運ばれてきた。脱プラの取り組みの一環で、カトラリーが全て木製の使い捨てとなっていた。

細かいところは変わっているかもしれないが、朝食の内容はいつも通り。今回は例によって昼食を食べる時間がないので、これだけで済まそうとすると若干心もとない。(※前にも述べたが、乗り鉄時の昼食は疎かになるのが常である)

朝食を終え、ふと外を見ると、所々に色づいている山の景色が見えてきた。山形あたりだろうか。

秋田空港が近づくと、雲が多くなってきた。そういえば機内アナウンスで「秋田空港は霧のため、解消されない場合は着陸待ちをするかも」と案内されていた。その後は特に状況などの案内はなかったので、大丈夫なのかどうなのか・・・

だいぶ高度が落ちてきたところ。先ほどの景色よりも、紅葉が一段と進んでいるようだ。これは車窓に期待できそう。

秋田空港にはすんなりと着陸した。仮に到着遅れでもしたら今回の旅程の立て直しは無理であったため、安心した。霧は完全に晴れたわけではなく、まだまだぼんやりとしているが、だいぶ視程も取れそうな感じの霧具合。

到着後は秋田市内行きのバスに乗って秋田駅まで向かうことにした。秋田空港の最寄駅は奥羽本線の和田駅で、そこまでタクシーという手もあるようだが、今回は特にメリットがなさそうだった。

バスに乗ること40分、秋田駅に到着した。

(続く)

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