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2021年11月:丹後若狭の鉄道旅(その3:丹後の海に乗車)

コウノトリ但馬空港に到着。前回はこちらから↓

ここからは陸路で福井に向かう。ここまで来ればお察しの通り、日本海側に沿って向かう予定である。

但馬空港からはバスに15分ほど乗車し、豊岡駅に向かった(豊岡駅で撮影)。乗客は数名程度といったところで、搭乗客数にしては少ない印象だった。バス自体は城崎温泉駅まで行き、そちらに向かう乗客もいた。

途中、山陰本線沿いに北上するところで、キハ47形と遭遇。ここら辺は電化区間ではあるが、豊岡駅は城崎温泉駅以西の非電化区間への列車の拠点となっているため、気動車が入っている。ここら辺はまだまだキハ47形が活躍している。

今回の旅の鉄路の出発地となる豊岡駅。正面に見えるのはJRの駅舎で、橋上となっている。この駅舎はコウノトリをイメージしている。空港もコウノトリ、新大阪からくる特急もコウノトリで、なぜこの地域がコウノトリなのかと調べたら、絶滅の危機に瀕したコウノトリの人工繁殖に取り組んでいるからだそう。

さて、これから乗る”京都丹後鉄道”の駅舎は、このJR駅舎には上がらずに右側に進んだところ。概略図は上記の通り(配線は適当です)。新駅舎ができるほんの10年ぐらい前までは、橋上駅舎の左側に1番線に通じる駅舎があったようだ。

案内に従って進ると、小さな白い駅舎があった。ここに切符を買う窓口と、改札がある。JR側の1番線からも入れるようになっており、乗り換え口としても機能している。

次の列車は快速列車。携帯の時刻では福知山まで行く快速列車と読み取っていて、この列車で宮津駅に向かおうとしたが、その手前の網野駅から特急列車に化けるようだ。網野駅から宮津駅までの特急料金を支払って乗り続けるか、網野駅で接続する普通列車に乗り換えるか迫られたが、特急料金を払って宮津駅まで向かうことにした。なお、宮津駅まで特急に乗ったとしても、そこから乗るのは網野駅で接続する普通列車となり、旅程は変わらない。

豊岡駅の駅名標。WILLER TRAINSが第二種鉄道事業者として参入してから、ピンクを基調としたデザインや、丹鉄のロゴなど、ガラッと雰囲気が変わっていた。

柵の向こう側はJRの線路。ちょうど287系が通って行った。JR西日本の特急は大体こういったフェイスで統一されてきた感がある。

さて、これから乗るのはこちらの車両。途中から特急になるとあって、少し豪華な車両。なんか見たことのあるフェイスだと思ったら、北近畿タンゴ鉄道の時代に”タンゴディスカバリー”として活躍していた特急車両をリニューアルしたものだった。

リニューアルした車両は”丹後の海”という愛称が付けられている。丹後の海をイメージしたロゴと、松をイメージしたロゴが特徴的。

車内の様子。木を多用したデザインで、少し贅沢感を出した空間(デザイナーの名前を聞くと、ああ確かにと納得)。天井はドット状の模様をあしらった木、ブラインドも木を使った暖簾となっている。そして、写真は撮っていないが、車掌室の手前はフリースペースとなっており、ソファでくつろぐことができる。京都丹後鉄道の特急車両がこんなことになっていたとは知らなかった。京都から山陰本線の特急に乗るなら、JR287系よりもこちらを狙うことをお勧めしたい(本数は限られるが)。

日本海側と言っても、ほぼ内陸を走るため、ほとんど海は見えない。緑の景色を見ながらぼーっと過ごした。

豊岡駅から1時間ほどして、海が見えるようになったら天橋立の近く。

そして天橋立駅に到着。ここで多くの観光客が乗り込んできた。関西圏から天橋立への観光需要はそれなりにあるようだ。

天橋立駅を出て数分、次の宮津駅にて下車した。

乗ってきた列車は、最初は「快速網野行き」だったが(写真左)、表示も「特急福知山行き」にちゃんと変わっていた。”特急たんごリレー”なので、福知山まで乗ると京都行きと新大阪行きの特急への乗り継ぎできるダイヤになっている。

宮津駅は京都丹後鉄道が運行する3路線の結節点であり、豊岡、福知山、西舞鶴の各方面への相互乗り継ぎができる。ここからは西舞鶴に出るが、乗ってきた列車は福知山に行ってしまうため、ここで下車してわけである。

福知山に向かう丹後の海、もとい”たんごリレー号”を見送り、西舞鶴行きの列車を待った。

(続く)

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