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美国で黄金岬を訪ねてから神威岬へ【2023年7月:積丹ブルーを目指す旅−3】

小樽駅には9時44分に到着。ここからバスで積丹の方へ向かう。

小樽駅から積丹まで行くバスは、9時00分発、10時43分発、12時00分発の3本。飛行機の初便に乗って小樽駅まで真っ直ぐ来てもこの時間なので、東京から9時00分発に乗るのは無理。乗車するのは必然的に10時43分発となる。このバスだけは札幌からの高速バス「しゃこたん号」として運行される。

ところで小樽駅から同じ方面に向かうバス、途中止まりなら結構な本数がある。大半は余市までしか行かないが、数本は小樽駅〜神威岬の中間に当たる美国まで走っている。その美国までのバスが10時00分にあるので、こちらに乗車して美国まで先回りすることにした。(この路線、函館山線が廃線した際の小樽〜余市駅間の代替交通機関と予定されている)

なお、美国まで行ってからタクシーという選択肢も目論んでいたが、とても一人利用で払うような金額ではなかった。

駅を出て右側に見えるバスターミナルへ。余市、美国、積丹方面のバスは全て5番乗り場から出発する。美国行きのバスには15人ほどが乗車し、立ち客が出るほどではなかった。

バスの出発後、駅近くでは少し渋滞気味であったが、次第にスムーズに流れるようになった。余市駅までは国道5号をひたすら道なりに進む。

蘭島あたりで海沿いに出た。函館本線よりも景色が良いところ。

余市駅方面へ入るまで海の近くを通るのだが、余市に近づくにつれて(地名で言うと大川付近?)海鮮系のお店がちらほらと見え、途中下車の誘惑に駆られた。しかし、途中下車して海鮮丼を食べたとして、無事に40分後のしゃこたん号に乗ることができるか考えると少しリスクがあったため、ここは我慢した。余市駅付近の有名なお店、柿崎商店の近くも通ったが、こちらは多くの人影が見え、混みあっているように思えたのでまず無理だろう。

ニッカウヰスキーの蒸留所の横を通り、余市駅のロータリーに立ち寄る。余市駅まででほとんどの乗客が降りてしまい、車内に残った乗客は三人ほどとなってしまった。

余市市街を走った後、今度は国道229号を道なりに進む。山というほどではないが、緑の多い景色が続いた。夏なので緑が映えて気持ちいい景色。

時折、海の近くを通る。雰囲気は漁港のある町といった感じ。何か特徴のある岩があると思って写真を撮ったので、後で調べてみると「ローソク岩」だそうだ。

11時過ぎ、少し町っぽいところに入ったなと思ったら古平町という町だった。しばらくすると、また海や山の車窓に戻った。

そろそろ美国に着く頃かなという時間。少し大きな島が見えてきたが、あれがガイドなどでちらほら名前を見る宝島??

バスは11時30分ごろ終点の美国に到着。スムーズな走りだったのでほぼ定刻に到着した。バス停は積丹観光協会の観光案内所に併設された形になっている。

さて、これを参考に神威岬に行かれる方が注意されたいのが、2023年10月から、この美国バス停から神威岬までの区間が廃止となってしまった。冒頭で触れた高速しゃこたん号は継続運行するようだが、残り2本の路線バスが廃止とのこと。代替として、積丹町が予約制で生活交通バスを走らせているが、需要次第でダイヤが変わる可能性は十分あるので、リアルタイムでチェックされたし。(美国までのバスとの接続は考慮されているっぽい)

バスの中で美国について調べていたら、黄金岬という展望スポットがあるらしいので、次のバスまでの待ち時間に立ち寄ってみることにした。入り口は少しわかりにくかったが、このようなところから「チャシナの小道」と呼ばれる道を通っていく。たまに熊の出没情報などもあるようだったので、ラジオを流したりして少し注意しながら歩いた。また、後で気づいたが、入り口はここの他に数カ所あるようだった。

片道7分(早足)で展望台に到着。美国付近では車や人の気配が少なかったので、ここまででだいたい4〜5組とすれ違ったのは意外だった。

展望台からは綺麗な海を望める。

先ほどの宝島。なぜ宝島というのかと調べたら、チャシナ伝説に辿り着いた。これから向かう神威岬もそうだが、伝説にまつわる土地が所々にあるようだ。ちなみにこの島、上から見るとハート型をしているらしい。

なお、ここら辺をぐるっと回る水中展望船が運行されており、そちらを利用して観光することもできる。

歩き回って汗だくになってしまったため、観光案内所に戻り、しゃこたんブルーのソフトクリームを食べながら休憩。外にノボリが立っている通り笑。先ほどまで、窓越しに見える木々の中の小道を登って行った。

バスももうじき来る時間だったため、案内所の中でバスが来るのを待ち続けた。定刻を少し過ぎても現れないので心配になり始めた*が、5,6分ほど遅れて高速しゃこたん号がやってきた。高速バスなので、路線バスとは異なり、それなりの車両が使用されている。

(*バスが来たのに気づかなかったということよりも、札幌発の高速バスなので遅れが出て、神威岬での観光時間が取れない心配の方が大きかった)

数人の下車を待ち、乗り込んだ。さすがに美国から乗車するのは自分一人であった。車内は数人程度だったのだが、ドリンクホルダーが倒れていることから、札幌〜小樽などではそれなりの乗客があったと予想できる。ちなみに座席にはコンセントが設置されており、携帯を充電できるのはありがたかった。

美国からも、ひたすらこのような道を進んだ。

美国から1時間弱、12:50頃に終点の神威岬のバス停に到着した。

帰りのバスは14:02発(高速しゃこたん号)か15:31発(路線バス)。それまでの間、念願であった神威岬の散策を楽しむことにする。ところが・・・(続く)

〜ここまでの行程〜

  • HND 6:25 → CTS 7:55 NH987便
  • 新千歳空港 8:19 → 札幌 8:58 快速エアポート83号
  • 札幌 9:10 → 小樽 9:44 快速エアポート85号
  • 小樽駅 10:00 → 美国 11:20
  • 美国 11:55 → 神威岬 12:48 高速しゃこたん号
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